ワークデザイン法は、アメリカ・ウィスコンシン大学のジェラルド・ナドラー名誉教授が創案した技法です。ナドラー博士は現在では、ワークデザイン法を単に技法としてではなく、思考の哲学を加えて、ブレイクスルー思考としてまとめています。
ワークデザイン法の特徴は、理想システムの設定に大きなポイントがあります。ワークデザインは手順に沿って、理想のシステムを設定し、現状を理想システムに合うよう変えていくことを目指します。
ワークデザイン法のもう1つの特徴は、抜本的な新システムを考えるときに、特に有効な手法だという点です。
ワークデザイン法の手順を、ナドラーは、次の10ステップで説明しています。
ワークデザイン法はたいへん魅力的な技法です。しかし、ワークデザイン法の教育には、普通80時間から100時間かかるといわれています。本格的にやるなら、ジックリとまず教育を受けることが大切といえます。