インプット・アウトプット法は、GE社がオートマチックシステムの設計アイデアを求めるために考案した方法です。日本では「入出法」、米国では別名をゴーストップ法といいます。
技法としては、入から出へ、発散と収束を繰り返し、強制的に思考を進めているので、強制連想法にもなりますが、発散と収束をくり返すところから統合技法に分類しました。
ゴーストップ法でゴーとは発散思考、ストップとは収束評価思考の意味です。基本的にはアイデア発想はゴー・ストップの繰り返しなわけです。
この技法の進め方のポイントをあげておきます。
第1歩は発散、第2歩は評価、そして又発散そして評価、と最後の具体化へ向けて発想を進めます。
「暗くなると自動的に点灯する」という自動点灯装置をテーマとした場合、入(インプット)は「暗くなると」、出(アウトプット)は「点灯する」です。入から出へBSと評価を続けていきます。
このような発散と評価の繰り返しによって、「道路の自動点灯装置」を考えるわけです。この例では、「光線の現象を感知する硫化カドミウムを利用した」装置が考案されました。
(作成・高橋誠) 参照・「創造力事典」(日科技連出版社)