収束技法の空間型法として最も著名なものはKJ法です。KJ法は文化人類学者で日本創造学会の初代理事長の川喜田二郎さんが現場調査をまとめるためにつくり出した技法です。
KJ法では、まずさまざまの現場データや各人のバラバラの意見をカードに記入します。次に内容が本質的に似たもので、その言わんとする意味を汲んで集約し、新たな仮説を発見しようとするものです。
現在では、さまざまな研究から企業や行政の問題解決にまで広く用いられています。
(作成・高橋誠) 参照・「創造力事典」(日科技連出版社)